"一緒にケモノ道を歩きながら、ずっとこの人の話を聞いていたい"
こんな風に思ったのは人生で2人目です。
例の騒動から3年半。
携帯の電波が届かない山奥で、ただただ森の命、そして自分と対話しつづけていたという東出昌大さんは「山の賢人」になっていました。
親子参加限定なうえに夏休み最終盤の火・水の平日なんていうかなり限られた日程での狩猟体験催行だったこともあり、根っからの東出ファン参加親子は1組のみ。この親子以外の親御さんたちは東出さんより年上でどちらかというとHunt+の狩猟体験に以前から関心いただいていた親子ばかりでしたが、そのお一人であった東大の農業/経済学の准教授の方が「哲学者のようですね」と讃えたほど、全員が“でっくん”(=東出さん)に魅了されるまでに要した時間はほんの2-3時間でした。
『いやいや、そりゃお前は立場上、でっくんを持ち上げるだろ』
違うから、ホントに(笑
あのひろゆき氏でさえ言ってた通り、でっくんてかなりヤベーからw
一切のおべんちゃらなく、今の東出昌大は日本トップレベルの魅力ある男、男でも惚れる、いや羨むほどに魅力がだだ漏れしているような方でした。
そりゃ主役でもないのにその演技力で昨日もクロ現でフォーカスを当てられるわけです。というかその前にあの森達也監督に見初められるのも当然です。
例えば僕は狩猟体験を通じて「いのち」のことを伝えていますが、恐らく同じ40半ばの普通の人生を歩んできた人が同じことをしても同い年-70,80代の人からは「若造が何を」と拒絶されるかと思いますが、僕は過去に3度死線をさまよい精神・肉体的などん底から這い上がり、その後に海外の戦場を取材で深く渡り歩いたというバックグラウンドを実際の映像なども交えて見せることで40歳以上も上の皆さんにも「いのち」や「生きる」なんて大そうな話を説得力を持ってお伝えすることが出来ているし、なんの弊害もなく耳を傾けてもらうことが出来ています。
これが可能なのは今の僕自身は自堕落でテキトーな中年男とか関係なく(笑 やろうとしてもまず出来ない稀有な人生の経験者だからだと思いますが、
その意味で言えばでっくんは日本中の人から本当のことから真っ赤なでっち上げ、彼とはなんの関係もない私的な八つ当たりや恨み、個人的なストレスのはけ口としてまで汚辱され、完膚なきまでに叩き潰されるという、”スシローでペロペロ”をYoutubeに上げでもしない限りはまず普通の人は
経験することのない、99%以上の日本人が想像すら及ばないほどのどん底、"精神的な死"を恐らく味わっただけでなく、それにより生じた他者への過失、損失という現実的な多大の責任も背負いながら電波も通じない山奥で自然界に息づく命という本質の世界、そして底の見えない真っ暗闇の孤独のなかで自分自身と四六時中対峙していたわけですから、宮本武蔵が当時の極狭な世界観で洞窟に籠り綴った五輪の書を思えば、でっくんてかなりヤバいし、本当の本当にその魅力はヤバ過ぎたのです(笑
まああの日本人でいまダントツトップの偏屈男であるひろゆきさんが珍しく讃えているほどのでっくんなのだから僕なんかが頑張って伝えても仕方ないのですが、元パリコレモデルなのに野生児みたいに超ワイルドで料理上手くて子供好きで優しくて演技派で思慮深く、それでいて上辺にまったくとらわれずに(写真を撮ればよかった!w)結構な事故の直後だよねというほどボッコボコの車に乗っている(笑)東出昌大さんが心底好きになりました。
貴重なツキノワグマの肉やアナグマ肉、鹿肉なんかを惜しみなく20人分も持ってきてくれて、やんちゃな子供たちが昼夜問わず自由に出入りする床の抜けかけたクラフトの準備部屋に寝泊まりしてもらうなんてことになったのに、文句どころか謝礼も交通費も要らないからキョン肉を2頭分送ってくださいと言われた時にはカッコ良すぎて抱きつきたくなりました(笑
これまで俳優業に畏敬の念など抱いたことはなかったのですが、でっくんと知り合って印象が遥かに良くなりました。ずっと自分を磨き続けないといけない職業ですもんね。自堕落な僕にはまず無理だし、チープな言葉でイヤだけど20年ぶりくらいに「自分を磨きたい」と本気で思わされました。40半ばでそんな思いにさせてくれたことを心から感謝しています。
と、東出さんの話ばかりになってしまいしたが、今回参加していただいた7組の親子の皆さま、誠にありがとうございました!皆さまから戴いた収益の一部はこの半年内ほどで困窮家庭の子供たちなどに向けた無料体験で使わせていただきます!そして東出さん、また来てね!僕も遊びに行かせてもらいます!
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